連想法を用いた視覚障害生徒の自然観に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
自然観に関する研究は健常者に対して多く行われているが、障害者に対しては行われていない。障害者は、その障害によって晴眼者とは異なる自然観をもつと考えられる。本研究では、生物・地学領域を中心としたいわゆる自然を対象として、視覚障害中学生(先天盲生徒、弱視生徒)と晴眼中学生のもつ自然観を調査、比較し、盲教育への提言を行うことを目的とした。方法は、刺激語を与えた自由連想法を用いた。分析は、刺激語毎の連想語の定量的、定性的分析と、刺激語の階層的クラスター分析、により行った。結果は、以下の通りであった。視覚障害生徒は、晴眼生徒に比べ、自然についての語彙量は少なく、自然概念の構造も弱い。しかも、その構造は、全盲生徒の方が弱視生徒よりも弱い。
- 日本特殊教育学会の論文
- 1984-12-30
著者
関連論文
- 授業前後における知識変容の評価法としての有向階層化法
- A214 有向階層化法を利用した事前・事後間の知識変容の評価
- B112 霞ヶ浦を題材にした環境教育教材の開発とその試行
- ERICを用いた障害児・者教育研究の動向分析
- 連想法を用いた視覚障害生徒の自然観に関する研究
- 生物教育とマイコンシミュレイション (教育とコンピュ-タ)
- 2Gp-3 霞ヶ浦への親しみをめざした環境教育モジュールの開発 : 霞ヶ浦環境教育プロジェクト(KEEP)の一環として
- C122 地球的視野に立った環境教育教材の作成 : 東南アジアの森林破壊を題材として
- 教師教育としての環境教育における大学の果たす役割 : アメリカの例をとおして
- アメリカの環境教育政策の動向 : 教師教育を中心として (科学教育を見直す)
- B117 アメリカの教師教育における環境教育の動向 : 教育行政を中心として
- 2Dp-7 健常児理科教育へのSAVIモジュールの適用