日本及び欧米諸国の音楽大学における女性作曲家作品認知状況 : アンケート調査に基づく分析と傾向
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概要
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1970年以降、欧米を中心に女性学研究が進められ、様々な分野においてジェンダー研究が盛んに行われている。クラシック音楽の領域においても、今まで埋もれた状態であった女性作曲家の作品が注目をされはじめた。しかし日本においては、現在でもなお彼女達の作品が公開の演奏会のプログラムとして取り上げられることはごく稀であり、学校教育における音楽教科書の中においては名前すら取り上げられていない。音楽の高等専門教育機関である音楽大学での女性作曲家認知状況がいかなるものか、日本および欧米の主な音楽大学230校にアンケート調査を試みた。このアンケートは過去5年の間に女性作曲家作品が取り上げられたことがあるか、ある場合は作曲家名と演奏形態を問うものである。本研究紀要はその調査結果を基に現状の分析を行い、傾向を論じる。
- 2004-03-31
著者
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