空間デザインにおける幾何学図形の美に関するコンピュータを用いた数理的検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
人が美しいと感じる図形にはある一定の法則があるとの確信から、幾何学図形を数式に基づいてコンピュータを用いて描画し、「美」の要素を分析・検討した。従来、手描きでは数学的な幾何学図形の均整美を充分に表現することはできなかった。三角関数のグラフがそうで、それが不等式となると、どのようなグラフになるのか見当もつかない。しかし、コンピュータは幾何学図形を正確に描写できるばかりではなく、思いつくままに書いた複雑な数式のグラフですら、即座に視覚化して美しい形態を提示する。グラフを回転させたり、途中まで計算させて、計算過程を残像で残してみるとまた、違った趣の形となる。2次元グラフを3次元に応用すれば、それは幾何学図形の織り成す空間となる。特に、自然の形態に見る対数螺旋に注目し、美を司るデザインの要素の考察を行った。
- 2008-03-31
著者
関連論文
- 空間デザインにおける幾何学的形態と黄金比についての研究
- 古建築の植物文様に見る対数螺旋におけるデザイン要素の追究
- 古建築の植物文様と動物文様におけるデザイン要素の追究 : 対数螺旋を通しての比較検討
- B20 CADを用いた古建築の植物文様と動物文様におけるデザイン要素の追究 : 対数螺旋の役割について(形態論,造形論,表現論(デザイン理論・方法論研究部会),心「こころ」とデザイン,第55回春季研究発表大会)
- 空間デザインにおける幾何学図形の美に関するコンピュータを用いた数理的検討
- 産学協同によるコンピュータを用いた木製壁の制作
- 空間設計における幾何学図形の美に関するデジタルデザイン研究
- 空間設計における「美」を表現するためのデジタルデザイン研究
- スクリプトを使用したフラクタル図像の空間デザインへの応用
- 古建築の動物文様とデザイン要素としての対数螺旋
- Space Design Composed of Fractal Shapes
- 形の美を構成する対数螺旋とフラクタル
- フラクタル形体で構成する空間デザイン