臨床心理学における援助をめぐる一論考 : 心理臨床の経験を通じて
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概要
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本論では,臨床心理学における援助にからんで,キュアとケア,来談者としての主体と心理臨床家としての主体,そして入間関係と対人・対話関係等といった両者の関係に関して検討を加えてきた。 その結果,人に適合し有効な援助を具体化するには,両者を二分化する二分思考法にではなく,両者をひとつに融合・統合する融合・統合思考法に依拠する現象学的方法が重要となることが明らかにされた。それはあたかも光が光としての意味をもつに闇が必要である如くである。
- 大阪樟蔭女子大学の論文
- 2008-01-31
著者
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