国立国語研究所における高速漢字プリンタシステムの概要
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概要
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国立国語研究所では,国語の実態を知る目的を持って,数度の用語用字調査を行なってきた。最初の調査は,昭和24年に行なわれた朝日新聞1ヵ月を対象としたものであるが,以後,段階的に発展し昭和40年にはHITAC-3010型コンピュータを,50年にはNEAC-C5210高速漢字プリンタの導入と,機械化と調査の拡大を進めてきた。本稿では,これら新聞調査の概要とシステムの問題を述べ,それらが,漢字プリンタ装置の導入と機器構成を決定する上で,どのような影響を与えたかについて報告する。また,本システムのために新しく開発された,光学記号読取装置(OMR)と漢字プリンタの結合によるターンアラウンド処理,漢字ディスプレイによるデータ校正処理,その他,漢字プリンタの特性とソフトウェア構成,用語調査に対する適用例について概説する。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1975-08-01
著者
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