忘れ草つむ : 『恋衣』の山川登美子
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概要
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明治三十八年(一九〇五)刊行の合著歌集『恋衣』に収める山川登美子の「白百合」の選釈。歌のことばに即して注解を付し、創作の意図・背景・推敲等に関して評釈を記した。さらに事実と虚構の関係について、また歌集の編成について私見を述べた。ここに選んだ歌は、所収百三十一首のうちの(1)「髪ながき」(2)「わが胸の」(3)「手づくりの」(4)「それとなく」(5)「紅筆に」(6)「ちる花に」(7)「地にわが影」の七首と、歌集に採収されなかった(8)「鳥籠を」の一首の、計八首である。
- 神戸親和女子大学の論文
著者
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