周波数選択に基づくOFDMA/TDD用アンテナアレーキャリブレーション(RCS:適応信号処理,無題QoS,無線リソース制御,アドホックネットワーク,信号処理,無線通信一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿ではOFDMA/TDD方式において上下リンクの伝搬路可逆性を保持できるキャリブレーションを提案する.提案法では上下リンクでチャネル測定を行い,測定チャネル情報を他方にフィードバックして上下リンクの伝搬路の違いを補正する.本手法は全てデジタル処理で行うため低コストでのキャリブレーションが可能となる.また,OFDMA/TDD方式においてアンテナごとに伝搬状態のよい周波数を選定してチャネル測定を行い,周波数領域で補正係数を補間することにより広帯域で良好なキャリブレーション精度を実現する.提案法は低コスト,低制御量,高性能を同時に満足できる手法であり,基地局及び端末の両方で伝搬路可逆性の利用できる技術として期待される.
- 2008-01-17
著者
-
矢野 安宏
三菱電機株式会社情報技術総合研究所
-
久保 博嗣
三菱電機株式会社情報技術総合研究所
-
原 嘉孝
三菱電機株式会社情報技術総合研究所
-
矢野 安宏
埼玉大学工学部電気電子工学科(三菱電機株式会社通信システム研究所)
-
Yano Yasuhiro
The Information Technology R&d Center Mitsubishi Electric Corporation
-
Yano Yasuhiro
Mitsubishi Electric Corporation
-
原 嘉孝
三菱電機株式会杜情報技術総合研究所
-
久保 博嗣
三菱電機株式会杜情報技術総合研究所
-
矢野 安宏
三菱電機株式会社
関連論文
- フェムトセル環境を想定したLTE上りリンクにおける2×2マルチユーザMIMO伝送実験(有線/無線シームレスネットワーク,ハンドオーバ,リレー,分散MIMO,モバイル・アドホックネットワーク,一般)
- 連携コヒーレント送信のための衛星を用いた局間キャリア周波数同期の検討(オーガナイズドセッション「局間連携及び分散アンテナに関する諸技術」,アダプティブアンテナ,等化,干渉キャンセラ,MIMO,無線通信,一般)
- 送信端分散補償プリコーディングにおける変調座標変換の検討(光変復調技術,分散補償技術,光品質監視,光信号処理技術,一般)
- 連携コヒーレント送信のための無線リンクを用いた局間キャリア位相同期法(マルチホップ,メッシュネットワーク,ネットワーク符号化,無線通信一般)
- LTE-Advancedを想定した無線リンクにおける局間キャリア位相同期の特性評価(マルチホップ,メッシュネットワーク,ネットワーク符号化,無線通信一般)
- B-5-81 TDD方式におけるアンテナキャリブレーションモードの適応選択(B-5.無線通信システムA(移動通信),一般セッション)
- TDD方式における双方向チャネル測定を用いたアンテナアレー自己キャリブレーション(MIMO・アンテナ,無題ネットワーク,アドホックネットワーク,PAN,センサネットワーク,RFID及び一般)
- B-5-23 新しいアンテナ自己キャリブレーション法の提案とその実験評価(B-5. 無線通信システムA(移動通信),一般セッション)
- OFDMA/TDD方式における協調型アンテナキャリブレーション制御(RCS:適応信号処理,無題QoS,無線リソース制御,アドホックネットワーク,信号処理,無線通信一般)
- 周波数選択に基づくOFDMA/TDD用アンテナアレーキャリブレーション(RCS:適応信号処理,無題QoS,無線リソース制御,アドホックネットワーク,信号処理,無線通信一般)