ケアマネジャーの職業意識とその課題
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概要
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介護保険制度ができて6 年目を迎える。現在、ケアマネジャーは約34 万人であり、その内の3 分の1は看護師、4 分の1 は介護福祉士である。新たな職種の「ケアマネジャー」は専門職業としての確立がのぞまれる。そこでケアマネジャーの現状と教育的課題について調査研究をした。調査方法:M市のケアマネジャーに対して2003 年から2005 年までに3 回のアンケート調査をした。調査内容:ケアマネジャーの基本属性、基礎資格、教育暦、職業意識、報酬などである。結果:1)ケアマネジャーの年齢は40 才から50 才が多く、経過とともに30 代が増加していた。2)基礎資格は看護師、介護福祉士が多い。しかし、利用者のニーズに応じて、社会福祉士、薬剤師、理学療法士、歯科衛生士など他職種の参入が増加していた。3)ケアマネジャーの教育背景は多種多様であった。従って、わが国の高齢社会に対応した教育カリキュラムの整備が急務であると考える。4)ケアマネジャーは職業への高いモチベーションを維持するために継続学習の必要性を強く感じている。その意識は看護師よりも介護福祉士のほうが高い。しかし、職場は卒後教育が不備であり、早急に学習環境の整備が必要であった。
- 2006-12-22
著者
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