要支援・要介護者が不安を抱かずにパワーリハビリテーションを行えるための援助方法に関する研究 : パワーリハビリテーションを利用している要支援・要介護者に対する質的調査から示唆されたもの
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概要
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本研究の目的は,要支援や要介護者が不安を抱かずにパワーリハビリテーション(以下,「PR」という)を行えるための援助方法を構築することである.調査は半構造化インタビューで行った.調査対象者は意思疎通が可能で,PRを行っている要支援・要介護認定者であった.回答数は32人であった.データ分析は修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチで行った.結論として,(1)この援助とは,利用者とトレーニングマシン・PRの効果に関する情報・個別のPRメニュー・援助者・他の利用者・医療的サポートとの関係を取り持つものであること,(2)『パワーリハビリテーション実践マニュアル』にある基本的な援助が,不安を抱かずにPRを行えることに寄与すること,(3)ソーシャルワークを行う者には,この援助の実施を円滑にする役割をになう場合があること,という示唆が得られた.課題は,生成した理論の検証やこの援助における福祉専門職の役割の明確化等である.
- 2007-08-31
著者
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