法律における人工知能研究の現状(吉武清彦名誉教授記念号)
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概要
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人工知能の研究は,初期のゲーム中心の人工知能の研究から知識中心の研究に発展し,種々の知識をコンピュータに搭載出来るようになってきた。現在実用化をめざして,各種の専門分野の知識を搭載した人工知能であるエキスパートシズテムが開発途上にある。法令検索として始まった法律のコンピュータ化の研究は,初期的段階を脱して,不十分ながらも法律としての知識を獲得可能な状態にある。しかし法律の分野の知識や法的推論が機械化できるほど構造的になっていないこと,法文を表わした日本語と知識表現言語との構造が大きく違うために人間による翻訳作業が必要であることなどの問題点が残っている。
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