地域社会の情報化と社会人教育のありかた
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概要
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中小企業が多い地方都市周辺の企業の情報化の状況を探るために,1996年3月郵送によるアンケート調査を行った。既にネットワーク化が進んでいる職場では,専門的知識や技術の不足を感じながら着実に情報化の歩みを進めている。情報化に遅れている職場では,「情報化したいのだけど,どうしたら良いのか分からない」という状況である。いずれの場合にも,情報化のために大学の社会人教育を期待している。本学が昨年実施した社会人教育の講座に参加した75パーセントは,新規知識の学習目的であった。多くは将来の企業内情報化の進展に備えて自主的に教育を受けに来ている。社会人教育の場合,受講生の多くが職場の具体的問題を抱えて即時的かつ直接的な解決方法を期待し,大学の従来の教育理念と矛盾するケースがある。地域社会との共存あるいは時代の要請に応えようとすれば,従来からの価値観の変更が求められ,受け入れのための組織の再編成が課題になる。
- 小樽商科大学の論文
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