論理型言語Prologの構造と応用上の問題点
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概要
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条件と結論を書くだけでプログラムができあがる論理型言語Prologは人工知能の応用として種々のエキスパートシステムに利用されている。しかし、Prologによる処理には、主に2つの問題点が有る。1つには、非決定的なアルゴリズムの実現のために中間結果を記録するメモリの容量の限界から、長い計算を行えない問題点。2つには、データの基本単位をアトムという小さい単位で行い、すべてのアトムを辞書で一意に管理するので、規模が大きいアプリケーションでは管理のための辞書メモリの限界とデータの検索の非行率さの問題点。これらの問題点のため大規模のアプリケーションの開発が不可能となる。しかし、データだけの規模が大きい応用に対しては、データベース管理システムとの間で適切なインターフェイスを付加すれば、第2の問題点は解決出来る。
- 小樽商科大学の論文
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