850-nm帯10Gbps/ch10チャネルVCSELアレイ(半導体レーザ関連技術,及び一般)
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概要
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近年,短距離ネットワークでは経済性、拡張性に優れた大容量光リンク技術が求められており,デバイスサイズの小型化や低消費電力化が重要である.これを解決する光源デバイスとして,面発光レーザ(VCSEL: Vertical-Cavity Surface-Emitting Laser)が有望である.我々は10Gbpsで動作可能な850-nm VCSELを10チャネルアレイ化することで100Gbps級の光リンクモジュールの実現を目指している.今回は、実際に850-nm帯10Gbps/ch10チャネルVCSELアレイを試作し,その静特性,動特性に加え,初期的な信頼性試験について検討を行った.結果として,10チャネルで均一なLIV特性が得られ,10Gbpsアイダイヤグラム測定では10チャネル全てで実用レベルの良好なアイ開口が得られた.信頼性については,120℃/15mA動作でMTTFが約330時間と推定でき,60℃/7mA動作で10年間の故障率が1%以下という結果が得られた.
- 2007-11-30
著者
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武田 一隆
富士ゼロックス株式会社光システム事業開発部
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植木 伸明
富士ゼロックス株式会社ニュービジネスカンパニー光システム事業開発部
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大森 誠也
富士ゼロックス株式会社ニュービジネスカンパニー光システム事業開発部
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近藤 崇
富士ゼロックス株式会社光システム事業開発部
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松下 和征
富士ゼロックス株式会社光システム事業開発部
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植木 伸明
富士ゼロックス株式会社光システム事業開発部
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植木 伸明
富士ゼロックス(株)光システム事業開発部
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大森 誠也
富士ゼロックス株式会社光システム事業開発部
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