組み込み機器向け暗号処理オフロードエンジンを用いたIPsec処理の評価と課題の抽出(暗号・セキュリティ,インターネットトラヒック,TCP/IP,性能解析・評価,ネットワークモデル及び一般)

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概要

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IPsecにおける暗号処理をオフロードエンジンによって処理し、CPU負荷を抑制しつつスループットの向上を図る手法がある。ところが、オフロードエンジンの使用には割り込み処理などのオーバヘッドが伴うため、対象データのサイズが小さい場合には、オフロードエンジンを用いずにCPUで処理する方が高スループットになることがある。その観点から、対象データのサイズに基づいて、オフロードエンジンによる処理を実行するかCPUによる処理を実行するかを選択する手法が考えられる。我々はオフロードエンジンを搭載した組み込み機器向けマイクロプロセッサを用いたIPsecの評価を行い、同手法の有効性を検証した。その結果、同手法の適用により性能が悪化する場合があることが新たに判明したため、要因の調査を行った。
社団法人電子情報通信学会の論文
2007-12-06

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