ORP150過剰発現マウスにおける骨格筋の空胞変性(実験動物学)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
低酸素で誘導される小胞体蛋白ORP150を過剰発現させたマウスは心筋に空胞変性を示す.骨格筋での変化を知るため,病理検索を行ったところ,60日齢で重度な空胞変性を後肢ヒラメ筋に認め,また免疫組織染色の結果,ORP150の局在はその空胞に一致していた.電子顕微鏡により筋細胞で粗面小胞体の顕著な増加・拡張とゴルジ装置の増加を観察した.ORP150過剰発現マウスの横紋筋におけるORP150の蓄積は,空胞変性をおこすものと考えられる.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2008-01-25
著者
-
井口 泰泉
岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所統合バイオサイエンスセンター
-
井口 泰泉
Dept. Biol. Yokohama City Univ.
-
井口 泰泉
横浜市立大学 大学院･国際総合科学研究科
-
小林 知博
HSP研究所
-
滝田 裕子
鳥取大学農学部獣医学科実験動物学教室
-
鈴木 敦子
山口大学大学院連合獣医学研究科
-
勝 義尚
岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所統合バイオサイエンスセンター
-
井口 大泉
岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所統合バイオサイエンスセンター
-
太田 康彦
鳥取大学農学部獣医学科実験動物学教室
-
太田 康彦
鳥取大学農学部
関連論文
- ORP150過剰発現マウスにおける骨格筋の空胞変性(実験動物学)
- マウス子宮,膣と乳腺におけるエストロゲン応答遺伝子の発現解析(実験動物学)
- 環境化学物質とエピジェネティクス (特集 環境化学物質の作用メカニズムを解き明かす)
- シンポジウム講演 化学物質による内分泌かく乱の幾つかのメカニズムについて (特集 第19回春期講演シンポジウム 化学物質による内分泌かく乱作用のメカニズム--健康影響の視点から)
- 内分泌かく乱物質問題の解明のための Ecotoxicogenomics の重要性
- トキシコゲノミクスのニューパラダイム (あゆみ 環境生体応答--Toxicogenomics)
- 毒の現在 環境ホルモン研究と野生動物・生態系 (特集 毒--環境中の「毒」と人の健康)
- 環境ホルモンの最新動向 (特集 環境ホルモン問題のその後)
- 内分泌撹乱物質--どこまでわかったか(5)野生動物の内分泌撹乱のメカニズムを探る
- 環境ホルモンによる生態系の攪乱 (特集:生態系の攪乱)
- どこまでわかった環境ホルモン (環境ホルモンシンポジウム報告)
- 環境ホルモンの野生動物への影響と研究の状況 (特集 環境ホルモンへの取組み)
- 魚類に対するノニルフェノールの影響評価および可塑剤のリスク評価 (内分泌攪乱物質研究の最前線)
- 可移植性妊娠非依存性乳腺腫瘍におけるMT発現と腫瘍進展度
- 内分泌撹乱化学物質研究の最新動向 (特集 内分泌攪乱化学物質研究の最新の動向)
- 環境ホルモン(内分泌攪乱化学物質)問題からみた科学 (特集2 あなたが考える科学とは(完結))
- 内分泌攪乱物質問題 : 女性ホルモン様物質の動物への発生影響 (特集 第4回発達科学シンポジウム論文集 知のネットワーキング :その可能性とストラテジー)
- 環境ホルモンと科学技術
- 内分泌かく乱物質 (環境ホルモン)問題について
- 内分泌撹乱物質(環境ホルモン)の野生動物への影響 (第8回性差医学研究会) -- (テーマ特集:内分泌撹乱物質の基礎--貝から人間まで)
- 受胚牛の品種および人工初乳の給与が胚移植により生産された黒毛和種雄子牛の発育および血液成分に及ぼす影響
- 有機スズによる腹足類のインポ***誘導機構の解析
- 高脂肪食給餌マウスの動脈硬化の指標としての抗ORP150自己抗体(短報)(実験動物学)
- 膵β細胞における小胞体ストレス蛋白質ORP150の発現
- 内分泌かく乱物質問題について
- 環境ホルモンをさぐる(6)エストロゲン受容体と環境ホルモン
- 5. その他 : a. 環境汚染と生殖
- 内分泌攪乱物質のエストロゲン活性
- アポトーシスの検出法
- マウスの生殖器官細胞に対するエストロゲンの作用機構
- 内分泌攪乱物質問題への国際的取り組み
- 内分泌撹乱化学物質 : この物質がもたらす問題の本質は何か
- EN68 GROWTH OF NORMAL ENDOMETRIAL EPITHELIAL CELLS IN SERUM-FREE COLLAGEN GEL CULTURE.(Endocrinology)(Proceedings of the Fifty-Fifth Annual Meeting of the Zoological Society of Japan)
- 正常マウス腟上皮細胞の初代培養(内分泌学)
- ホルモン誘導の増殖とその抑制(シンポジウム 細胞増殖の制御)
- 出生直後にコーチゾン処理を受けたマウスの腟上皮に対するエストロジェンの効果(内分泌学)
- エストロゲン様物質の新生仔期曝露による精巣での遺伝子発現に及ぼす影響
- PCプラスチックから溶出するビスフェノ-ルA (特集 環境ホルモン)
- 内分泌撹乱物質の作用メカニズム : ステロイドホルモン受容体からオーファン受容体へ
- 講演レポ-ト 環境ホルモンの環境生物に対する影響 (特集 水環境)
- これからが本格的な調査・研究の時 (特集 ダイオキシンと内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)--今,改めて,ダイオキシンを発生抑制しなければならない理由を考える)
- 周生期に投与した性ホルモンのマウス精巣への持続効果 (第8回性差医学研究会) -- (テーマ特集:内分泌撹乱物質の基礎--貝から人間まで)
- 平成11年度酪農科学シンポジウム特別講演内容 内分泌かく乱物質(環境ホルモン)
- 環境ホルモンとその取組
- 化学物質のリスクと安全 (特集/災害防止と安全管理)
- 内分泌攪乱物質(環境ホルモン) (12月第5土曜特集 21世紀に期待される医学・医療) -- (第7章 エコメディカルサイエンス)
- 環境ホルモン(内分泌かく乱物質)による生物影響
- 水環境と水生動物への内分泌攪乱物質の影響
- 公開 学術講演 生命科学の最前線 講演要旨 環境ホルモン(内分泌攪乱化学物質)の何が問題か?
- 内分泌撹乱化学物質 : 環境ホルモン(地球環境を考える)
- 生活環境と生殖機能
- 環境ホルモン問題と分析化学
- 環境ホルモンの生態系への影響と世界の対応 (特集 環境ホルモンの最新動向)
- 野生生物への影響の分科会の報告 (講演会 内分泌攪乱物質(環境ホルモン)国際シンポジウムの東京講演会)
- 環境ホルモン研究の世界的動向と今後の課題 (特集 環境ホルモン問題の最新情報--私たちはどう取り組めばいいのか?(第25回日本環境学会シンポジウム))
- ピル解禁は朗報か
- 環境ホルモンの何が、どう問題なのでしょうか? (環境ホルモンを正しく理解するために)
- カラー口絵 内分泌攪乱物質(環境ホルモン)の生態系への影響 (特集 新興環境汚染病--臨床家も考えよう)
- 外因性内分泌攪乱化学物質(いわゆる環境ホルモン)とは (特集 環境汚染と周産期)
- 始原生殖細胞とteratoma(ter)遺伝子--ter突然変異マウスによる始原生殖細胞欠損機構の解析
- 科学の目 多摩川にみる魚類の異変〈カラ-〉
- マウス妊娠依存性乳癌における増殖および退行の機構
- 第17期日本学術会議環境保健学研連主催公開シンポジウム 内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)の影響はどこまでわかっているか--生態への影響(2)
- 出生直後のエストロジェン処理によるマウス膣上皮の不可逆化過程における細胞分裂活性の経時的変化(内分泌学)
- 内分泌かく乱物質(環境ホルモン)の影響と対策
- 内分泌攪乱物質(環境ホルモン)問題 (環境ホルモン(内分泌撹乱物質)研究の展開)
- 内分泌攪乱化学物質 (あゆみ 化学物質と健康)
- 内分泌撹乱化学物質(環境ホルモン)の何が問題か
- 環境ホルモンの野生動物に対する影響
- 環境ホルモン(内分泌攪乱物質)の野生動物への影響
- 環境ホルモン(外因性内分泌撹乱化学物質)の環境生物に対する影響
- 環境ホルモンの野生動物に対する影響 (環境ホルモン・Endocrine Disruptor)
- 環境ホルモン内分泌撹乱化学物質について (特集「環境自治体」)
- 野生生物への影響 (特集 環境ホルモン)
- そんなに危険か 環境ホルモン--精子の減少は本当に「環境ホルモン」のせいなのか
- 外因性内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)
- 外因性内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)について
- 環境ホルモンの何が問題か (21世紀の難問題「環境ホルモン」第2弾)
- 環境ホルモン(内分泌撹乱化学物質)の問題点 (特集 環境ホルモン・ダイオキシンをめぐって)
- 環境ホルモンをさぐる--環境ホルモン問題を整理する--ゴ-ドン会議にみる世界の動向
- マウス生殖輸管系の発生・分化機構
- 出生直後androgen処理されたマウス膣上皮の不可逆化過程における電顕的観察(内分泌学)
- JNK1の活性化を引き起こす蛋白質燐酸化酵素MUKの構造と機能の解析
- 環境ホルモン問題にどう挑むか--アメリカにみる研究と対策の最先端 (特集 環境ホルモンの現在--未来を取り戻すために)
- 内分泌撹乱化学物質の何が問題か? (特集・内分泌撹乱化学物質--いわゆる「環境ホルモン」を考える)
- インテグリンの構造と機能
- 周生期の性ホルモン投与によって誘起されたマウス卵巣の多卵性瀘胞
- 内分泌かく乱物質(環境ホルモン)の生物への影響