東シナ海産アカアマダイの体長組成の海域差
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概要
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東シナ海の延縄漁業の主対象種であるアカアマダイの合理的利用に資するため,小型魚保護の観点から,海域,季節単位で延縄船漁獲物の体長組成を比較し,性ならびに漁獲海域,漁獲年および季節を説明変数としたロジスティック回帰分析を行った。AIC によるモデル選択の結果,全ての説明変数は体長組成に影響を及ぼしており,海域による効果が最も大きかった。陸棚北東部域と陸棚西側域において,小型魚が卓越して分布する傾向が見られた。小型魚卓越海域の禁漁等による管理方策を検討することが可能なことが示唆された。
- 2007-11-15
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