小児看護学実習における実習指導者の関わりと学生の学び
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概要
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本研究の目的は,小児看護学実習における学生と実習指導者の関わりを解釈し理解することにより,学生の学習内容を明らかにすることである。研究方法は,学生の実習記録をもとに,学生および実習指導者の面接を通して,小児看護学実習における学生の学習内容を質的に分析した。その結果,学生が小児看護学実習において実習指導者と共に居る看護実践場面から「患者の理解」と「観察」についての学習内容が明らかになった。この学びのきっかけは,学生が患児を熟知している実習指導者と共に援助を行うこと,継続して様々な援助に関わること,さらに学生が自分自身の思いを言葉及び記録に表現したことであった。教員や実習指導者は学生の関心を捉え,患児に関心が向かうよう関わること,学生の患児に対する視点を支持し,患児の理解が広がるよう指導することの重要性が示唆された。
- 岐阜医療科学大学の論文
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