ビデオゲーム使用者の疲労と習熟の傾向
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概要
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ビデオゲームをプレイすることによる疲労は経験的に知られているが、その疲労がどのような傾向であるのかは十分に解明されていない。また、ビデオゲームのプレイを繰り返すことによりゲーム得点の向上することは経験的に知られているが、ビデオゲームへの習熟がどのように進み、ゲーム得点の増加がどのような傾向を持つかは明らかでない。本論文はビデオゲームによる疲労と習熟の傾向を明らかにすることを目的としている。フリッカー検査法により求めたフリッカ周波数周波数(CFF)と疲労調査票により疲労を測定し、ゲーム得点から求めた得点傾向式によって習熟の傾向を分析した。実験の結果、ビデオゲームをプレイするとCFFが低下し、CFFを平均と標準偏差を用いて正規化した正規化CFFは直線的な低下傾向を示した。また、ビデオゲーム機の機種の違いにより、被験者の疲労割合に差異のあることが確認された。さらに、疲労調査票における訴え率により、精神的に疲れやすいと感じるビデオゲームの方がCFFの低下率の大きいことが分かった。
著者
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