長崎ば、さるかんね : 平成18(2006)年度「地理学特講(地理学臨地実習)」「地域環境学臨地実習」の覚え書き

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概要

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本論文は、筆者が隔年で担当している「地理学特講(平成18年度から地理学臨地実習より名称変更)」および「地域環境学臨地実習」の実施記録であり、同様の小稿を記し始めてから3回目にあたる。過去2回の記録を参考にしながら実施した今回の授業は、主催者側が「日本で始めてのまち歩き博覧会」と主張する「長崎さるく博」開催中の長崎市をフィールドとして、「さるく(=長崎の方言で「歩く」の意味)」ことを通じて、アーバンツーリズムの具現化を市内各所で体験するフィールドトリップとなった。文化交流と平和学習をテーマにした修学旅行の行き先にも選ばれることが多い長崎での経験は、教員への就職希望者が多い受講生諸君に大きな刺激となったであろう。また、フィールドトリップの立案から評価までの始終を記録した本稿は、過去2回の記録がそうであったように、今後同様の授業を行う際に有益な情報源となろう。
京都教育大学の論文

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