14. 太陽ニュートリノの理論と実験(ニュートリノの質量,研究会報告)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現在観測されている太陽ニュートリノは電子ニュートリノであって,太陽中心部で進行している熱核融合反応のPPIII過程において,生成される^8Bのベータ崩壊を通じて生成されたものである。地球の公転軌道における,このニュートリノ・フラックスの測定値が,太陽の標準モデルから理論的に期待される値の,3分の1ほどにしかならないため,このモデルの仮定が正しくないのだと,現在考えられている。ニュートリノに質量が存在すれば,現在みつかっている三種のニュートリノ間の振動を考慮することにより,ニュートリノ・フラックスの測定値と理論値の間にみられる相異は,取り除けるとの可能性が現在指摘されている。
- 素粒子論グループ 素粒子研究編集部の論文
- 1980-11-20
著者
関連論文
- 1a-NB-8 太陽宇宙線加速領域の物理的条件
- 宇宙線の加速期と電波・核ガンマ放射(基研短期研究会「SN1987A」,研究会報告)
- 2a-SE-3 1981年4月の太陽フレア粒子イベント
- 宇宙気候学の試み
- 太陽面現象と文明の盛衰 (自然界におけるゆらぎ)
- 過去2000年にわたる太陽活動の長期変動 (過去2000年間の気候変動とその要因)
- 宇宙と地球の年齢(予測と推定)
- 物理学が好きになれないわけ
- 日本の知的風土と創造性(テーマ : ブレークスルーのための技術・研究の発想)
- 28p-YH-11 太陽周辺のプラズマとガンマ線パルサー・ゲミンガ
- 30a-J-13 宇宙線源物質の超重核成分の特性
- 4p-G-3 巨大分子雲(GMC)内における宇宙線源物質の生成
- 2a-SC-2 星間物貭中の炭素同位体比^
- 3p-G-13 宇宙線源物質の生成過程について
- 太陽・気候・文明
- 14. 太陽ニュートリノの理論と実験(ニュートリノの質量,研究会報告)
- 宇宙線の起源をめぐって
- 太陽フレア粒子
- 28p-YW-2 シンチファイバーによる一次電子観測 II
- 太陽エネルギーと地球環境