連立偏微分方程式から導かれるカイラル性のある回路理論
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概要
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ヘヴィサイドが考えた回路理論は電信方程式という連立偏微分方程式から創られたものであったが,集中定数回路という微分方程式で大きな進歩を遂げた。しかし,エネルギーを伝えるという観点から観ると,連立偏微分方程式で成り立つ回路理論を再考する必要性を感じる。本文では,無損失電信方程式を拡張した一般化波動方程式から得られる回路を考え,それらは左右からみたインピーダンスや伝搬速度が異なるという性質をもつため,カイラル性をもつ回路の理論が得られることを示している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-10-12
著者
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