赤十字のパキスタン地震被災者救援事業に参加して(海外救援活動報告)
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概要
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平成17年10月8日、パキスタンにおいて大規模な地震が発生し、多くの死傷者及び被災者が発生した。日本赤十字社はこの地震被災者を救援するために、パキスタンのカシミール地方とアボタバード市に医療チームを派遣した。筆者が派遣されたのは後者であり、ここには赤十字の三つの構成機関の一つである国際赤十字・赤新月社連盟が仮設テントによる病院を開設していた。この病院では、地震が原因となって傷病した地震被災者を受け入れ、その治療・看護に当たったのは外国人職員と現地人職員であった。その中でも日赤の医療チームは非常に高い評価を現地の人々から受けていた。筆者は管理要員としてこの病院に派遣され、もう一人の外国人管理要員及び四名の現地職員とともに病院の事務・管理に当たった。病院の管理の中で主な業務として、会計・用度、人事、施設の建設・維持、IT関連業務そして赤十字・赤新月の普及が挙げられる。
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