冗長システムの信頼性
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概要
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系の信頼性を高めるために冗長方式を導入する方法が広く用いられている。すなわち同一機能の部分系を複数個用意しておき、障害発生時にこれを切り替えて使用することにより系全体の機能を維持しようとするものである。冗長システムの平均故障寿命(MTTF)あるいは稼働率(アベイラビリティ)を求める計算において、従来は個々のモデルについて初等的な解法が用いられてきた。本論文ではラプラス変換にもとづく統一的な計算方法を示す。得られる結果は既知のものと同一であるが、その解法は簡明で一般性を有し、また応用問題に対する見通しが良くなるという利点をもつ。
- 国際短期大学の論文