単層空心ソレノイドコイルを用いてその内部に出来るだけ均一な磁界を作る問題を論じ,3種類の新しい設計法を示す。第一の方法は軸方向座標をzとするとき,Z^2に比例する電流分布を用いて中心点の磁界の2次微係数を零とする方法であり,第2の方法は端部に補正用の単輪をおく方法である。又,電流分布を偶数次多項式とし連立方程式を解くことにより,ソレノイドの全区間にわたって誤差を小とする第3の方法を示す。
国際短期大学情報ネットワーク学科