シリコンマルチプローブを用いたラット大脳皮質感覚応答の生後発達の解析(脳インタフェース(感覚応答など),脳インタフェースの技術と応用,一般)
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概要
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シリコンマルチプローブによる多神経細胞活動同時記録法を用いて、ラット一次体性感覚野ニューロンのヒゲ刺激に対する応答の発達過程を出生後5日(Postnatal day 5,P5)からP30にわたって調べた。P5〜18のラットの2/3層ニューロンは、4層との機能的な結合が弱いにもかかわらず、ヒゲ刺激に対する応答が存在し、その応答強度はラットが若いほど大きかった。各刺激試行に対するニューロンの応答強度は他のニューロンと協調的に変化し、この傾向はラットが若いほど大きく発達に伴って減少した。これらの結果はコラム内の層間結合の感覚経験依存的形成に、ニューロン群の協調的な活動応答が寄与していることを示唆する。
- 2007-10-11
著者
-
藤田 一郎
大阪大学大学院生命機能研究科 認知脳科学研究室
-
木村 文隆
大阪大学大学院医学系研究科
-
藤田 一郎
大阪大学大学院基礎工学研究科:生命機能研究科:crest 科学技術振興機構
-
田村 弘
大阪大学大学院基礎工学研究科
-
田村 弘
大阪大学大学院基礎工学研究科:生命機能研究科:crest 科学技術振興機構
-
池添 貢司
大阪大学大学院基礎工学研究科:生命機能研究科
-
田村 弘
大阪大学大学院生命機能研究所
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