早期水稲跡極晩播ダイズの不耕起バラ播栽培
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概要
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早期水稲跡極晩播ダイズの不耕起バラ播栽培法こついて検討し,次の結果を得た。(1)ダイズの播種は早期水稲収穫の前日ないし直前に行った場合に出芽・株立が安定することが明らかとなった。(2)不耕起バラ播ダイズは主茎長がやや短く,地際部の茎径が太く,根は地表浅く分布し,直径3mm以上の根粒の付着が多い特徴がある。(3)目標収量10a当たり300kg以上とした場合の最適株立数は7月下旬播でm^2当たり25〜40株,8月上旬播では40〜50株と考えられた。(4)施肥様式は全量基肥でよく,窒素施用量は8月上旬播の場合10a当たり2kgまで,8月中旬播では無施用でよいことを認めた。(5)根が地表浅く分布するため,開花期〜莢伸長期に降雨の少ない場合,収量に対して灌水の効果が極めて大きいことを認めた。(6)ワラの被覆は雑草の発生を抑制する効果が極めて高いことを認めた。
- 日本作物学会の論文
- 1987-12-25
著者
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