三豊干拓地にかける砂地作物導入に関する研究 : 第4報 水稲砂地無湛水栽培の生育収量について
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概要
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1三豊干拓地砂水田で水稲試作を行ない,移植,直播,適品種,施肥量,水管理などを5年間検討した。2砂地は地下水位が高く,漏水が著しく,用水量(降水量+揚水量)は40年3841m^3,41年2538m^3,42年3101m^3を使用した。3施肥量は,N,P_2O_5,K_2O各1.71Kg/aを6〜7回に追肥重点施用によって最高の収量をあげることができた。4雑草はノビエ,カヤツリグサ,メヒジバが多く,除草剤はスタム乳剤を使用した。5干拓地では,初期生育を確保する栽培法が多収安定につながるので,ある程度早植,密植,増肥を行なえば50Kg/aくらいの収量をあげうることをみとめた。6本試験の範囲内で判断すると,タマヨド・シラヌイ>東山38号の順に適応性が高いように考えられる。7今後は砂地の機械化省力栽培法の確立が緊急な課題と思われる。
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