イベント・トレース・フレームワークの適用による性能問題の解明(性能測定技法)
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概要
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イベント・トレース手法は、測定期間内に対象計算機内で起きた現象をつぶさに調べられるため、特に原因のはっきりしない問題を解明する際に有用である。しかし、これまでは個別の問題に応じてad hocに利用されることが多く、幅広く活用されてきたわけではなかった。本稿では、イベント・トレース手法により性能分析を行なうために提案したフレームワークに基づいて、原因が不明もしくは推定を誤る可能性の高い性能問題(2種類)の分析を行なった結果を報告する。性質の異なる性能問題について原因を迅速に特定できたことにより、このフレームワークに基づく性能分析の汎用性を示すことができた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-05-30
著者
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