Javaプログラムへの動的な測定点設置方式の評価
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概要
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プログラム内への測定点設置は、性能測定(プロファイリング)の基本技術である。本論文では、Javaプログラムに対して、source codeを修正することなく測定点を設置する手法(Dynamic Instrumentation)について方式検討、試作、および性能評価を行った。その結果、早期のJVMから備えられているプロファイラ用インタフェース(JVMPI)はイベント通知のオーバーヘッドが大きく、hookを設置しないメソッドでもイベントが通知される点が問題となる可能性が高いこと、バイト・コードを動的に書き換える方式では、使用するツールに応じてクラス・ロードやHotSpotの動作時間は長くなるが、hook対象メソッド以外では一切オーバーヘッドがかからないため、定常状態の性能測定に適していることを定量的に示すことができた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-11-13
著者
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