DBMSにおけるスケーラビリティーボトルネックの分析
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概要
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CPU 資源が強化されたマルチコアのマシンでは、排他制御のためのロック (論理資源) がボトルネックとなることがある。このような状況では、ボトルネック特定が困難な場合が多く、チューニングなどの対応を効率的に行うための体系的立てた方法論が求められている。本論文では、イベント・トレース手法の応用により論理資源のボトルネックを特定する手法を提案する。データベース処理のベンチマークプログラムに対して提案手法を適用することで、マルチコア・マシンの処理時間に大きく影響していたロックを特定できた。更に、最大のボトルネックとなっていたロックについて、プログラム構造の見直しによるチューニングを行うことで、スループット性能の向上を実現でき、提案手法の有用性が裏付けられた。
- 2009-07-29
著者
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