観光地衰退に対する早期警戒手法 : 神戸市を事例とした試験的研究(第二部 地域と経済)
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概要
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本研究では、観光地衰退の兆候を早期に発見し警戒を促す早期警戒手法の試用と改良とを目的として、都市型観光地である神戸市の観光状況を分析し評価した。具体的には、1993年から2003年までの期間を対象として、「観光来訪者入込量に関する衰退」、「観光地の質的要素の低下」、「持続可能な観光の確保を妨げる要因」、「観光を抑制する外部要因」という4カテゴリーに分類された20項目について、神戸市の適合度を判定した。その結果、本研究の早期警戒手法を適用した際に生じる問題点として、持続可能な観光に関するデータが圧倒的に不足していること、長期的な継続データが入手困難なこと、という示唆をえた。また、神戸市の現状については、観光製品の質に関して、主要観光施設の85%が衰退傾向を示しており、局所的ではなく施設群としての対策の必要性を指摘した。
- 関西国際大学の論文
- 2005-03-31
著者
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