ファミリー企業における長寿性(第三部 老舗企業と「場」,<特集>老舗企業の研究 未来をつくる企業へのアプローチ)
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概要
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創業者一族が所有・経営関与を続けているファミリー企業は、フォーチュン500社の40%を占めているように国民経済に占める比重が大きい。世界の主要ファミリー企業250社のうち、老舗企業(100年以上存続)は28%を占めており、欧米ではファミリー企業の育成、特にその長寿性維持が大きな目標となっている。大学も積極的に参画して、家憲を始めとする各種リスク・マネジメント・システムが構築されている。200年の長寿を保つファミリー企業を分析し、事業の継続的革新ならびにコーポレート・ガバナンスの革新の重要性が明らかになった。米国の大手ファミリー企業は非ファミリー企業より成長性でも卓越しており、収益性でも優れている。一方、我が国の老舗企業が著しく優れているのは安定性である。今後、老舗企業及びファミリー企業の国際比較を行い、それぞれの特徴を明らかにする必要がある。
- 関西国際大学の論文
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