英語と日本語のTough構文に対する統一的分析に向かって
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概要
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英語のtough構文の分析においては、長く空演算子移動分析が支持されてきているが、少なくとも、同分析が日本語のtough構文に広く応用されているとは言えない。本稿においては、英語のtough構文について空演算子移動分析に代わる分析を提案し、その上で、従来英語のtough構文に対応すると考えられてきた日本語の構文が2つに下位区分されることを示す。さらに、下位区分された内の一つが厳密な意味で「英語のtough構文に対応する構文」であり、英語のtough構文と同様の分析が可能であることを示す。
- 2007-03-16
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