PROの認可と素性一致
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概要
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非定形節の主語位置に現れるとされるPROの分布上の制約については、極小主義理論において、GB理論のPRO定理に代わる説明として、空格 (Null Case) に基づく説明が Chomsky and Lasnik (1995) や Martin (1996) 等によって提唱されたが、近年、空格の理論的余剰性や経験的問題を指摘する研究が多数発表されるに至っている。本稿ではそれらの中から代表的な研究 (Hornstein (1999), Manzini and Roussou (2000)) を取り上げ、それらの問題点を修正しながら、空格仮説に基づかない理論的説明の発展可能性を探る。
- 2004-03-18
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