社会福祉協議会における地域福祉活動計画についての考察
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概要
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2003年,社会福祉法改正で市町村行政は地域福祉計画に取り組むこととなった。一方,社会福祉協議会は自主的な立場で地域福祉活動計画を早くから取り組んできた。地域福祉計画に取り上げるべき項目などは都道府県による地域福祉支援計画の策定により指針も出されている。社会福祉協議会は地域福祉を推進する団体して,住民のニーズ発掘や参加の手法をコミュニティワーク技法として持っている。タスクゴールとプロセスゴールが模索される中で,行政にとって計画への住民参加やニーズ把握,意見の集約手法は大きな関心事項となっている。今回の研究は,福岡県内のJ町社協とK市社協の地域福祉活動計画の取り組みを取り上げ,策定過程の比較を通して共通点をみいだそうと試みたが,検証の結果多くの特色をみいだすことができた。また,今後の行政や社協にとって,各計画策定にあたってのいくつかの課題を提起してみたものである。
- 久留米大学の論文
- 2004-03-25