英語の発音指導における教材の在り方
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概要
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本稿では,英語の発音指導における教材の果たす役割について検討する為に,7種類の教材を母音・子音,音声変化,リズムと強勢,イントネーションの各項目について分析した。結果として,従来型の教材では退屈な練習の割にはコミュニケーションへの転移があまり期待できないが,語からではなく文から,言い換えると単音の練習からではなくリズムから英語の発音練習を行う,いわゆるtop-downの方向性を持つ教材が望ましいと言える。また,同時に教材を扱う教師の役割が重要であることは,これまでの拙論で繰り返し主張してきたことでもある。
- 関西国際大学の論文
- 2002-03-30
著者
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