メゾスコピック自由磁壁における環境自由度の効果(摩擦の物理,研究会報告)
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概要
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メゾスコピック自由磁壁における集団自由度の量子力学に対して、遷移振幅の定量的解析により、環境自由度の効果を考察する.環境自由度の影響の強さは、磁性体の縦磁気異方性と横磁気異方性の比(≡α)で決まり、α≪1の場合,両自由度のタイムスケールの分離が著しく、集団自由度の量子力学的振る舞いは、環境によって乱されることは無い.一方、α〜1で両自由度のタイムスケールが同程度にもかかわらず、環境の影響が全く効かない磁壁の量子力学的状態が存在するということが分かった.
- 物性研究刊行会の論文
- 2001-05-20
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