東大阪大学周辺の大気環境中のホルムアルデヒド濃度の推定
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概要
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東大阪大学周辺の道路を通行する車両から排出されるホルムアルデヒドについて、拡散のシミュレーションにより、周辺の大気環境濃度分布を求めた。その結果、以下のことが判明した。1.周辺道路から排出されるホルムアルデヒドは主として風下側に拡散することが確認された。2.ホルムアルデヒドの年間総排出量から推算して、5km四方の平均値の環境濃度が公表されている。これと比較したところ周辺道路を通行する車両がホルムアルデヒドの主要排出源であるといえる。3.大気環境中のホルムアルデヒド濃度は、室内空気濃度指針値より、はるかに低い。なお、シミュレーションには、経済産業省で開発されたMETI-LISを使用した。
- 2007-03-15