環境情報開示の現状と課題 : 第三者レビューと法制度化について
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概要
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1990年代を始まりとして、企業の環境意識は高まり、環境活動は積極的に行われるようになってきた。環境省による環境報告書ガイドラインや環境会計ガイドラインの公表もあり、企業の環境情報開示も活発に行われるようになってきた。現在の企業の環境活動や環境情報開示は、その揺藍期から、十分に普及しつつある発展期に差し掛かっているといえる。本稿は、これまでのガイドラインを中心とした環境情報開示の限界について示唆し、現状を概観した上で、課題を考察し、今後のあるべき環境情報開示の姿について論述するものである。特に、環境情報の信頼性の観点から、第三者レビューとその基盤となる基準の必要性について論じ、さらに、環境情報開示が多様であり、比較可能性が損なわれていることを指摘し、環境情報開示の法制度化の必要性について論じている。
- 人間環境大学の論文
- 2007-03-31
著者
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