社会が求めるITS発展の方向性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ITSの開発目的は,先端的な情報通信技術を利用することにより,道路渋滞の緩和,交通事故の削減,エネルギー消費の節約,環境の改善などを実現することである.この目的からわかるように,ITSは現在のところ道路交通が対象となつている.しかし.ITS利用が道路交通だけの範囲に限られていたのでは,都市交通問題の抜本的な解決にはつながらないことは自明である.ITS研究開発の現状を見てみると,道路交通の経路誘導に限ってみても多くの課題を指摘することができるし,また大量交通機関を含めた総合交通マネージメントシステムの構築に向けての研究開発はまだほとんど手がつけられていない状況である.本論文では,都市交通問題における需要・供給のアンバランス問題に焦点を絞って,社会が求めるITS発展の方向性について述べることにする.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2000-05-24
著者
関連論文
- 6. 道路交通からみたロマ・プリエタ地震の被害分析と交通運用策の評価
- 時差出勤策による渋滞緩和効果のモデル分析
- 時差出勤が通勤ドライバ-の出発時刻と経路選択に及ぼす影響
- 交通状態の不確実性を考慮した時差出勤策について
- ドライバー特性を考慮したシミュレーション実験による料金効果分析
- 乗客配分モデルを用いた環状ネットワークにおける乗客行動分析
- 車両検知器データを用いた都市高速道路における突発事象のオンライン検知に関する研究
- 情報精度が駐車場選択行動に及ぼす影響に関する実験分析
- 阪神・淡路大震災発生後の時点経過を追ったOD交通量の変化に関する研究
- 駐車場案内システム導入によるドライバーの駐車行動変化の実証的分析
- 画像データ利用による路肩部駐車を考慮した高速道路の合流挙動分析
- ITS技術開発における土木技術者の役割
- 国道1号・161号合流部におけるITS利用の道路安全システムに関する基礎的研究
- 交通工学から見たITS
- 経路選択行動分析に基づく都市高速道路の交通管制方策評価
- 社会が求めるITS発展の方向性
- 2.われわれは何を学んだか (3)交通システムの問題点
- 交通手段選択における所要時間信頼性の影響と交通サービス途絶時の利用者の意識変化に関する研究
- 故名誉会員 米谷栄二先生のご逝去を悼む
- 走行速度の時間変化を考慮した動的LP制御モデル
- 「大震災と道路交通」特集にあたって
- 事故・災害等による都市交通システムへの影響分析と利用者の意識変化および対策に関する研究
- ドライバ-の情報依存性を考慮した経路誘導の効果分析
- 道路網における経路選択を考慮した動的交通流シミュレーション
- 高度交通管理を考慮した日々の学習過程と動的交通行動分析
- 利用者均衡配分による都市高速道路ランプ勢力圏の推定
- 観測リンク交通量に基づくOD交通量推計の信頼度評価法
- 複数経路を持つ都市高速道路網における最適流入制御モデルの定式化と解法
- 阪神・淡路大震災の交通流動調査--車両感知器データの活用・GIS化
- 信号交差点右折交通流の遅れに関する一考察
- 交通需要と道路網の整合性に関する研究
- ピ-クロ-ドプライシングの渋滞緩和特性に関する分析
- 動的交通流シミュレ-ションを用いた道路網における情報提供効果に関する分析
- 流入需要の時間変動を考慮した準動的LP制御問題
- 通勤者の出発時刻と経路を考慮した機関選択に関する行動分析
- 通勤交通の経路選択と出発時刻分布の同時推定法
- 通勤交通の出発時刻分布の推定法
- シミュレ-ションによる道路網の交通量変動分析とリンク信頼度推定法
- 交通工学研究発展のための新パラダイム (特集 交通工学40年のあゆみ)
- ノ-ド発生・集中交通量を内生化した最適道路網計画に関する研究 (1994年度〔日本都市計画学会〕学術研究論文集)
- 交通情報の効果を考慮した経路選択行動の動的分析 (交通需要の動的分析)
- 3-2 ドライバーの経路選択行動の動的分析
- 道路網信頼性解析へのファジィ理論の適用
- 若林拓史・飯田恭敬・井上陽一共著"シミュレ-ションによる道路網の交通量変動分析とリンク信頼度推定法"〔本誌,458号,1993年1月掲載〕への討議・回答
- ネットワ-クの分割と連続体近似による交通量配分
- リスク対応行動を考慮した道路網経路配分 (社会基盤整備のためのリスク分析)
- 交通管理のハイテク化と都市交通計画 (都市交通の新しい展開)
- ドライバーの情報依存性を考慮した経路誘導の効果分析
- ピ-クロ-ドプライシングの渋滞緩和特性に関する分析