消費者の非合理的な行動に関する考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
消費者は,基本的には標準的な経済理論の前提条件である所得制約・時間制約に従った合理的な行動をとるが,日々の生活における経済行動を考えると必ずしも合理的な行動をとっていないケースもある.このような消費者の非合理的な行動を,標準的な経済学によって分析することは困難であった.この非合理的な行動の分析は,経済学に心理学を導入した研究によって行われるようになった.そして,この研究は1980年代に活発化し,理論の精緻化が進み「行動の経済学」と呼ばれるようになった.本論文では,この行動の経済学が消費者の現実の経済行動を説明できるかどうかを検証するとともに,マクロ統計上に非合理的な行動が現れにくい要因も考察する.
- 名古屋文理大学の論文
- 2006-03-31
名古屋文理大学 | 論文
- 愛・地球博「稲沢市の日」における名古屋文理大学の出展記録
- 環インド洋地域経済圏の形成とその意義について(2) : 域内各国の貿易構造の検討を中心に
- 環インド洋地域経済圏の形成とその意義について(1) : IOR-ARCの設立を中心に
- 東南アジアの経済発展と消費財輸入の増大について : ASEAN 3カ国の貿易政策の効果を中心に
- 近赤外分光画像計測法による血中ヘモグロビン測定濃度の妥当性について