専門性を高めるソーシャルワーカー養成教育の課題 : 社会福祉援助技術現場実習をとおして
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概要
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近年の多様な生活上の問題多発に対し、より専門性の高い福祉サービスが必要とされてきた。それに対応できるソーシャルワーカー養成教育はどのように展開されるべきか。福祉系基礎科目履修後におこなわれる「社会福祉援助技術現場実習」に際し提出される現場実習報告集の解析がソーシャルワーカー養成における教育進度の指標のひとつになると考え、課題解決への方向性にっいて検討を試みた。報告集の「実習内容」「実習での学び」「反省」「今後の課題」「後輩へのアドバイス」などの自由記載内容をキーワードで解析した結果、大学での学びの不足、ソーシャルワークの視点の少ない実習内容と実習態度、目的意識、積極性、マナーなどの欠如が指摘された。改善に向けての取り組みには、カリキュラム構成に対する改善が有効であると判断し、カリキュラム目標、教育目標の設定と明確化に関する方向性を検討した。
- 西南女学院大学の論文
- 2007-02-28
著者
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