「障害」をめぐる理解の差異はどのようにのりこえられるか(保健福祉学部 福祉学科)
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概要
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「障害」の意味は私たちひとりひとりにとってどのように解されているのであろうか。この間いをめぐって私は以前より、社会に支配的な障害観と、実際に「障害」を生きる当事者が語るそれとに大きな乖離を感じてきた。そしてそのことが「障害」を生きる者に少なからぬ不利益を与えてきたことは確かであるようにみえる。そこで、本論ではまず私たちの社会に支配的な障害観がどのようなものであるか、それが決して「障害」を肯定的にとらえるものではないということを示す。次にこれらの「障害」に付与される否定的価値を払拭するための障害学のいくつかの試みを提示する。そして障害がある者とない者との障害観の乖離はどのように埋めてゆくことが可能であるか、ナラティブという概念を手がかりにして考察してゆく。
- 西南女学院大学の論文
- 2006-02-28
著者
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