日本における「介護の社会化」と介護福祉士養成教育(第1回日越友好高齢者介護セミナー)
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概要
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介護福祉士養成教育は、日本では1988年から開始された。増大する老人・障害者等の介護需要に対応して、誰もが安心して介護を依頼できる専門的能力を有する人材が介護福祉士であり、国家資格である。介護福祉士の資格取得者は、これまでで約50万人であり、女性の割合が多い。介護福祉士の養成は、四年制大学、短期大学、専門学校等で行われている。養成教育は、介護実習を中心に、介護技術を見につけさせるとともに、その基盤となる「人間と社会」や「こころとからだのしくみ」についても理解する力を育成する、幅広い教育である。今後は、「認知症」「障害」等の特性を踏まえた、より深い教育が求められるようになるだろう。
- 2007-03-30