ベトとドクの発達に関する事例研究(I) : 「健康な」結合双生児時代
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概要
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ベトとドクは、アメリカがベトナム侵略戦争で使用した枯れ葉剤によると考えられる原因によって結合双生児として生まれ(1981年2月24日)、6才の時兄ベトが脳炎にかかり、日本で治療したが、ベトは重症児となった。7才の時、ベトナムで2人の分離手術に成功(1988年)、以降兄は重症児、弟は足が一本の障害児として発達してきた。2006年、弟ドクは25才で結婚、自立することとなった。2人の発達は世界的にみても貴重なデーターである。2人は生後から5才まで結合双生児時代は「健康な」発達ともいえよう。小論は二人に21年間かかわってきた筆者がその発達に関する事例研究としてまとめたものである。(I)では、いわゆる「健康な」結合双生児時代(0才〜5才)について論述した。
- 2007-03-05
著者
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