基礎看護技術における教育方法の評価 : 看護の技と頭づくりをめざして
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概要
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看護技術教育において,看護を科学的に思考する力と技をバランスよく修得することをめざし教育している。その教育方法と教育効果について,4年間の授業内容,学生の状況をもとに評価した結果,以下の内容が明らかになった。1.知識については「わかるレベル」に引き込むこと,技術としては,目的をもって行為の意味を理解し,技を使い実感としてわかるように,授業を組み立てることが大事である。2.学生の実感をもった援助技術の体験を捉え,考えさせながら指導を行うことで,援助技術について意味を伴った行為として学生の関心を高めて行くことができる。3.技を身につけるための自己評価に関しては,目的に沿いながら「自己を高める」こととして捉えることができるような教育方法の工夫が必要である。4.基礎看護技術教育において,集団としての学習の方向づけと個別としての修得度合の評価が,相互によい作用を及ぼし合うような教授方法を発展させなければならない。
- 熊本保健科学大学の論文
- 2007-03-31
著者
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