局所Log-Polar距離画像による複数距離画像の位置あわせ(コンピュータビジョン基盤技術, <特集>画像の認識・理解)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
接平面上のlog-polar座標系で表された局所距離画像を特徴として利用した複数の距離画像の粗い位置あわせ手法を提案する.符号付距離場により入力距離画像を粗く表現することにより,高速に局所距離画像を生成する.局所log-polar距離画像には法線回りの回転にともなう不定性があるため,フーリエ変換を用いパワースペクトルに変換することにより不変特徴量にする.固有ベクトルを用いて次元圧縮することにより特徴ベクトルを生成し,最近傍により類似画像を検索し点の対応関係を求める.相互相関とRANSACによって点の対応関係を検証することにより,距離画像間の対応関係を求める.最後に,距離画像の連接関係を木構造によって表現し,全距離画像の位置関係を決定する.以上のようにして求められた粗い位置あわせを初期値として,密な同時位置あわせ手法を適用することにより,形状モデルを生成する,提案手法の有効性を実データにより検証した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-07-15