テロリズムにおける精神的影響についての文献的考察
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概要
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目的: 本論文は、テロ関連の報道によって一般市民が受ける精神的影響を文献的考察によって明らかにすることを目的とした。方法: テロ関連のテレビ報道を通して一般市民が受けた精神的影響についての研究を、最近30年(1974年から2003)の範囲でPub Medデータベースから検索した。結果: 調査対象の10件の文献のうち3件からテレビ報道を通した一般市民のPTSD罹患率が抽出された。検定を行った結果、3つの研究のPTSD罹患率は有意に関連するとの結果を得た。結論: 検索した文献のデータから、地域、民族に関わらず一般市民の中にテロリズムの間接曝露によるPTSD罹患率がほぼ一定の割合を示していることが明らかになった。このことから人々の中に一定の割合で精神的脆弱性を持った人々が存在することが推察された。テロ関連のテレビ報道は、脆弱性を持った人々に精神的侵襲を与える可能性がある。
- 上武大学の論文
- 2006-03-10
著者
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