ポリシに基づくIGPコスト決定手法の提案(インターネット関連技術,及び一般)
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概要
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ネットワークを構成しているルータやレイヤ3スイッチには多種多様なベンダの製品が存在し,設定方法はベンダ毎に異なっている.そのため,これらの作業を行なうには管理者がベンダ独自のルータの設定コマンドを把握している必要がある.ネットワークが複雑化する一方で,機器の設定は管理者が独自に作成したスクリプトや手作業によって行なわれているため,管理者の設定ミスによるネットワーク障害が頻発している.そこで,この問題を解決するために,Interior Gateway Protocol(IGP)における,Open Shortest Path First(OSPF)に関してはリンクのコストを最適化するアルゴリズムや,アドレス集約のための方法が提案されている.しかし,現在提案されているアルゴリズムのほとんどはトラフィックエンジニアリングの視点でコスト最適化を計る研究が主で,Internet Service Provider(ISP)や企業ネットワーク設定におけるポリシを反映しているとはいい難い.また,このようなアルゴリズムを用いた制御を用いる場合であっても,ルーティングプロトコル等のネットワークの専門的知識を必要とする.そこで,ネットワーク設定に必要な知識を削減し,設定における人的コストを軽減することで管理,運用コストの減少を目指す.本論文では,管理者のポリシを反映したネットワーク設定を支援し,設定者の人的コストを軽減するために必要なアーキテクチャを提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-10-08
著者
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山口 英
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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門林 雄基
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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衛藤 将史
Graduate School Of Information Science Nara Institute Of Science And Technology
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門林 雄基
奈良先端科学技術大学院大
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衛藤 将史
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
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夏山 京大
奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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山口 英
奈良先端科学技術大学院大
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夏山 京大
奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
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山口 英
奈良先端科学技術大学大学院
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