2.2 多価イオン-原子・分子・固体表面(2. 多価イオン原子過程の基礎,<小特集>多価イオン原子過程の基礎と拡がる応用研究)
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概要
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低速の多価イオンが物質に近づくと,物質から多価イオンへの多数の電子遷移(多電子移行過程)が高い確率で起こる.物質は,多数の電子をごく短時間のうちに局所的に奪われるため,その後,多くの原子過程を経て崩壊することになる.本稿では,衝突速度が1原子単位(〜2.2×10^6m/s)以下の低速多価イオン衝突における多電子移行過程とその後の標的物質の原子過程について概観する.特に,反応を状態選択的に観測することで,明らかになってきた物理現象を解説するとともに,最近の動向を紹介する.
- 社団法人プラズマ・核融合学会の論文
- 2007-08-25
著者
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